表面麻酔

表面麻酔には「塗るタイプ」「貼るタイプ」「スプレー状」のものがあります。

塗るタイプのものでは、バナナ味、ストロベリー味があり、注射の麻酔の「チクッ」とした痛みをやわらげるものです。注射の麻酔の前に用いて効果を発揮します。

麻酔が苦手で、なかなか歯科に行けなかったという声も多くあります。

味のある表面麻酔を用いることによってリラックスもでき、他ページに記載のある麻酔薬の注入速度を制御する麻酔器も使用していますので、以前よりも麻酔が楽になると思います。

浸潤麻酔

海綿骨の多く存在する上の歯(上顎)や、下の歯(下顎前歯・小臼歯)の部分に用いられます。

上の歯、下の前歯は前述の通り海綿骨が多く存在しているので浸潤麻酔で効きますが、下の歯の奥歯は緻密骨が多く存在しているので、伝達麻酔を用いることが多いです。

少しもやーっとしたような感じが続くので、治療中は痛みを感じずに受けることができると思います。

痛いかな?と不安感を持っていらっしゃった患者様でも最後は「全く痛くなくてホッとしました。」とおっしゃって帰られました。

伝達麻酔

これは、下の歯の奥歯(下顎の大臼歯部)に多く用いられています。

その部位は緻密骨に多く覆われているため、浸潤麻酔ではなかなか浸透しがたいので伝達麻酔を多く用いります。

これは、手技的な、ある術式が必要なので誰にでも出来るというものではありません。

浸潤麻酔の性質、麻酔薬剤の薬効が進歩したとはいえ、今でも必要な方法だと思います。

特に浸潤麻酔との併用が効果をあげます。

吸入鎮静法

これも、保険診療の中で行えるのですが、光倫(こうりん)歯科医院では床下に全てパイピングされており、どのユニットでも瞬時に使用することが出来ます。

鼻から気体を嗅ぐタイプで吸っていくうちにお酒に酔ったような感じになり、少しふらふらしますけれども、先生の言っていることはよく聞き取ることが出来ます。

麻酔の中の「癒し系」ということが言えるかと思います。

麻酔器

麻酔器とは、麻酔薬の注入速度をコンピュータで制御するものです。(麻酔を行っているときは、麻酔器から色々なメロディーが流れるものを使用しています。)

このホームページで他の場所に書いてあるように「七色の麻酔」として書いた麻酔器や麻酔薬を使用しています。

麻酔器の針は、極力細いものを使用していますし、塗るタイプの表面麻酔を併用していますので、患者様の不安感や緊張感をやわらげることができます。

特にメロディーが流れますので、リラックスした状態になることができます。