つめるもの、かぶせるものに、ついて。

(1)HB Cr(ハイブリッドクラウン/金属裏装)

これは裏側がゴールド系の金属で、淡いゴールドの色をしています。その上は、白いハイブリッドという材質でカバーされています。

そして、それはフィラーという特別な粉を先程のゴールド系の金属の上に盛り、特殊な光を当て、「光重合」という方法で、盛っては光を当て、盛っては光を当て、と作っていきます。

この何層にも積み重ねることを積層法といいます。このことによって、深みのある色を出しています。

このことによって、歯垢、つまり歯の汚れがつきにくい表面に仕上げていきます。

(2)MB Cr(メタルボンドクラウン)

これの材質は陶材、漢字で書くとお茶碗などで使う陶器の陶に材料の材と書きます。

この陶材という粉を、何百度にも耐える特殊な金属の上に盛り、800~1000℃の炉の中で焼いていきます。

また、盛っては焼いて、盛っては焼いて、という積層法により、天然の色合いや形に仕上げています。歯にはよく見ると小さいしわ、くぼみがありますが、

メタルボンドクラウンはそれをより正確に再現することができます。

(3)OS Cr(オールセラミックスクラウン)

このオールセラミックスクラウンは先程のハイボンドクラウンやメタルボンドクラウンと全く違うのは、金属を全く使用しないということです。

金属を全く使用しないで、全てセラミックで作っていきます。硬さは、金属に匹敵するような強さです。

色合いも天然の歯に合わせることができます。

この場合、土台にもファイバーコアという繊維質系の、金属でない材質を使い、そのことによって、オールセラミックスクラウンの白さ、輝きを、より引き立てていきます。

そして、透明感(透明な感じ)が非常によく出ます。それはより天然の歯に近くなりますし、ファイバーコアや下の歯ともよくマッチします。